Haswellは新しい電源ステートであるC6/C7ステートが機能が追加されています。
この機能はC0(フル稼働)、C1(スタンバイ)C3(スリープ状態)から更に余分な電力をカットして低い電力にて動作することができます。

これがどれくらい違うかというと従来のIvyBridgeではスタンバイ時の待機電源が1Wちょい
だったのがHaswellでは、約0.5W前後と非常に低い電力でスリープに入ることができます。

しかし、この機能を使うには0.1W単位という非常に低い電圧を調整できる電源ユニットが必要です。
既存の製品で対応しているとアナウンスされている電源は非常に低い電圧の調整が可能な
優秀な電源であるということが解ります。

ちなみに非対応の電源でC6/C7を有効にするとどうなるのか?
答えは、スリープに落ちた瞬間に電源ユニットがシャットダウンしてしまい。
普通に電源が落ちてしまいます。

そしてWindowsからは強制終了と同じ扱いになるので、正常に終了出来ませんでしたと
警告が表示され、スリープ前の状態は保存されないので注意が必要です。 

非対応電源かどうか調べるには、BIOSでC6/C7ステートを有効にした状態でスリープに入り
正常に復帰してくるかを確認するのも一つの手段です。

ただし、ハイブリッドスリープを有効にしてあると、休止ファイルから復帰を開始してしまうので
必ずテストする際には、コントロールパネルの電源の詳細にあるスリープからハイブリッドスリープを
無効にしてテストしましょう。 

非対応電源を使っている人は、BIOSからそっとC6/C7ステートを無効にしましょう。